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HDMIは一本でHD(ハイビジョン)映像と音声を伝送できる便利な伝送規格ですが、規格上5m以上の長距離伝送を考えて作られていないので、設備や、イベント会場での取り回しには不向きです。
そこで、長距離伝送可能な別の規格の信号に変換しようとする際に立ちはだかるのが、HDCPです。

HDCPとは

HDMIで採用されている、著作権保護技術(コピーガード)のことです。
HDMIはデジタル伝送の為、アナログ映像信号のようにダビングを重ねることによる画質の劣化がおきません、その為、生の映像信号をコピーすればオリジナル画質の映像が際限なくコピー出来てしまいます。
それを防ぐ為の技術がHDCP(High-bandwidth Digital Content Protection)という暗号化技術です。
映像送信側(Blu-rayプレイヤーやパソコン等)のHDMI出力がHDCPで暗号化されている場合、受信側(テレビ、プロジェクター等)もHDCP対応機器でなければ、映像を表示することはできません。
その為、映像機器がHD対応になった今も、アナログコンポーネントやVGAケーブルで配線されている設備が多いのです。

HDCPの解除

巷のブログやAmazonなどを見ていると分配器でHDCPを解除できるとうたう製品が数多くあります、

よくブログなどで見かける製品はコチラ。
実際購入して使用しましたが、あっさりと
動作しました。
が、電源部の発熱が多く、長時間使用の際には注意が必要です。

中華製品では電源の故障や不良が多く、故障かと思いきやACアダプタを変えると動作する場合が多いです。
安価な製品を使用する際は予備をご用意することをおすすめします。
手軽に買える製品でのおすすめはコチラ。
HDMI2.0、HDCP2.2準拠、HDR10対応、4K@60 YUV4:4:4までの高解像度をサポート、オートダウンスケーラー機能、EDIDサポート機能、HDCP2.0からHDCP1.4への変換機能、HDCPマネージャー機能とHDMIの問題はほぼ解決出来るスペックです。

※日本の法律ではHDCPを解除しての映像キャプチャ(コピー)は違法行為です。

HDCPで保護されたHDMI信号の延長

先に紹介した分配器とHDMI光ケーブル(相性の問題が出るケーブルも、、)やHDMIt o SDIコンバータなどを使用すればOK。

チャプターファイブでは、放送事業者等、特定の映像業者のみに販売されている特殊なコンバーターを使用して放送用規格であるHD-SDIに変換して延長しています。
HD-SDIは最長100m伝送可能です。
100m以上の延長が必要な場合は光ファイバーを使用します。(10Km以上可能)
これにより、設備やイベント会場等の取り回しや、スイッチャー(映像切替装置)などのHDCP非対応機器への接続が可能となります。
貸出も行っていますが、著作権コンテンツ(映画のBlu-rayディスク等)のキャプチャ(コピー)目的での貸出はお断りしております。
あくまで、HDMI信号の延長用途に限ってのみのご利用をお願いしております。

※HDCPを解除する事じたいは違法ではありませんが、著作権保護を解除した著作物をコピー(複製)することは違法になります。

詳しくはお問い合わせ下さいませ。 お問い合わせ